都筑区 仲町台 歯科 あおぞら歯科クリニック あおぞら通信VOL.120
突然ですが
新コーナーの設立です(笑)。
その名も・・・
今日のMI。
・・・てってってっーて、てってってっーて♪
って、もちろんミッション・インポッシブルではありません(笑)。
MIというのは、Minimal Interventionの略で、
この10年でわれわれ歯科医師の間に広がった考え方です。
以前にご紹介した虫歯治療の「ダウンサイジング」に
多大な反響をいただきました。
新しい素材やテクニックを用いることで、
いままでではなしえなかった
最小限の介入(Minimal Intervention)で
最大限の結果を出す治療概念です。
同じ結果が得られるならば、
体を傷付けるのは
最小限に止めたい。
それは患者さんの当然の思いです。
その意味では、一般医科では古くから行われている
内視鏡を用いた非開腹の手術や、
神の手を持つといわれる脳外科医、福島先生の「かぎ穴手術」も
MI治療といって差し支えないでしょう。
そんな日常歯科診療における代表的なMIをご紹介するのが
本コーナーの目的です。
左下の奥歯の間に見られる典型的な虫歯です。
MIの概念に従い、虫歯を除去した後、
プラスチックにて患部をつめました。
できるならばすべてのケースでこのような治療がしたいものです。
しかし、すべてのケースでできるわけではありません。
治療技術の進歩のためには
暗闇に向かって進まねばならないときもあります。
しかし科学的根拠にねざした治療である以上、
ギャンブルのようなものであってはならいと考えます。
*すべての写真は患者さんの了解をえて掲載しております