こんにちは!都筑区仲町台の歯科、あおぞら歯科クリニック院長の池田智之です!

インプラントにまつわるトラブルで
もっとも頻度が高いのが固定スクリューのゆるみです。

インプラントと上部構造(つまり”歯”)は
締め付けトルクを厳重に管理してスクリューで固定されていますが
咀嚼の力が長年加わることでスクリューが緩むことがあります。

多くの場合は
上部構造がいかにも「緩んだ」感じでガタツキますので
患者ご自身も発見が容易ですし、緩んだものは増し締めすれば
問題はないのですが・・

諸般の事情でなかなか来院できず
そのまま使い続けてしまう方もいます。

これはクルマで例えるならば
外れかかったタイヤで高速道路に乗り入れるようなもの。

とても危険です。

今回は結果的に内部で固定のスクリューが
完全に破断してしまったケースです。

スクリュー

海外から帰国されると同時にご来院を頂きました。

慎重に破断したスクリューやパーツを撤去し
再度型を取り直してその日は仮のフタに。

翌週に無事新しい上部構造をセットし
再び海外へとお仕事に戻られました。

インプラントが工業製品である以上
こうしたマイナートラブルはゼロにはなりません。

どんな高級車でも
車検も受けずに何年も乗りっぱなしでは
致命的な故障を招いてしまうでしょう。

インプラントに限らず
自分自身の天然の歯に関しても同じことが言えます。

定期的な点検を受けること。
そして異常を感じたら速やかにチェックをしてもらうこと。

それを守っていただければ
大きなトラブルにはならないはずです。

あおぞら歯科クリニック