こんにちは!都筑区仲町台の歯科、あおぞら歯科クリニック院長の池田智之です。

一般的にインプラントは下顎より上顎の方が
難易度が高いと言われています。

その大きな原因はひとえにpoorな骨質と上顎洞(sinus)の存在です。

そもそも上顎の骨は下顎のそれに比べて「スカスカ」した構造です。

それがなぜなのかは、はっきりとはわかっていませんが
「脳」という人間の最も重要な器官を保護するための
衝撃吸収ボディといった見方が一般的です。

とにもかくにも
上顎洞とスカスカした骨のせいで難しい
そう覚えておいてください。

そんなこんなのこのケース。

sinus1

特に右側の奥歯の方は骨が薄く
標準的な長さのインプラントでは上顎洞内に突き抜けてしまいます。

そんな時に必要となってくるのが
上顎洞を骨で置換する上顎洞底挙上術、いわゆる「サイナスリフト」です。

詳しくはそれで一冊の分厚い教科書になってしましますので
ここでは上顎洞内に新たに骨を再生させる、と思ってください。

今日まで様々な方法や材料が現れては消えて行きましたが
現時点で最良と考えられるのが、自分の血液から分離した
たくさんの成長因子を含む「CGF・AFG」であることは
もう周知の事実といってよいでしょう。

sinus

術後の写真でインプラント周囲の上顎洞内にドーム状の白い部分が
はっきりと見てとれると思います。

患者さん自身の血液から分離したCGF・AFGですから
一切の異物を含まないピュアな骨再生の足場として
これ以上安全確実なものはないと思います。

4ヶ月程度で骨化し、噛めるようになるでしょう。

他院にて
「骨がないから」
「上顎は難しいから」
「リスクが大きいから」
など治療を断られてしまった方

諦めずにあおぞら歯科クリニックにご相談ください。

 

あおぞら歯科クリニック