川を渡るため(歯を作るため)に、橋を架けるのが「ブリッジ」という治療法です。文字通り、こちら岸とむこう岸を「橋」をかけてつなぐのです。両岸にしっかりと工事をして橋を固定しますから、ガッチリとしていて、人も車もある程度の制限はあっても、しっかりとわたることが可能です。しかし、両岸の工事が必要になる欠点があります。
歯科治療におけるブリッジは、両隣の歯を削って被せ物を装着するのですが、その際に歯の無いところを補うダミーの歯をつなげて、橋渡しにする治療方法です。両隣を自分の歯に支えられた「橋」ですから、ある程度しっかり噛むことができます。しかし、虫歯であるないに関わらず、両隣の歯を削って被せ物をかぶせなければならない欠点があります。また、橋の下の汚れがたまりやすい部分のメンテナンスもやや煩雑になります。