こんばんは!都筑区仲町台の歯科、あおぞら歯科クリニック院長の池田智之です!

皆既月食の今宵
皆様いかがお過ごしですか?

今年はくっきりと見えそうな予感ですね。

我が家のお姉ちゃんはどうやらお月さまと”文通”しているらしく
ときどき窓にそれらしいお手紙が貼ってあるのです。
名前は「おつきん」というのだそうです。 ゚,_ゝ゚)ップ
可愛いですね。

おつきんが隠れたり、赤くなって怒ったりする様を
どう感じるのでしょうか?

さあ今夜も、つかみとは全く関係のない感じで
「あおウン」に突入したいと思います(笑)。

皆さんもよく聞く「歯石」。
歯石には実は2種類あります。
そう、善玉菌と悪玉菌のように・・・

歯ぐきのラインを境にして
それよりも上ほうに付く、目に見えているものを「歯肉縁上歯石」
歯ぐきの内部に隠れるように付くものを「歯肉縁下歯石」
といいます。

後者の「歯肉縁下歯石」というヤツがくせものです。

例えて言うなら
水面下の見えない船底にびっしりとこびりついた
フジツボのようなイメージ、といったら分かりやすいでしょうか。
s-フジツボ.jpg

歯肉縁下歯石はバクテリアの温床となり
歯周病の症状を加速させます。
しかしその正体は歯ぐきに隠れてなかなか見えないのです。

そう、「見えない」ことがポイントです。
我々専門家でも、うっかりすると見逃しかねないほど
歯ぐきの奥深くに隠れています。

かぶせ物が取れてしまったこのケース。
根の内部を調べるためにレントゲンを撮影してみると・・・
s-縁下歯石.jpg

あります。わらわらと。

レントゲンには歯ぐきのような柔らかい組織は写りませんので
その下にある歯石がくっきりと確認できます。

もちろん患者さん本人には何の自覚症状もないです。
この段階で救うことができればセーフ。
このまま10年放置されたら・・・ アウトでしょう。

あおぞら歯科クリニック