こんにちは!都筑区仲町台の歯科、あおぞら歯科クリニック院長の池田智之です!

無事にサイナスリフト・オペ研修を終え、
みなさんお待ちかねのルーマニア観光編、いってみたいと思います!

ルーマニアは東欧に位置する人口2000万人の国
ヨーロッパののどかな田舎風景が残る地です。

ただし、首都であるブカレストは少し様相が異なります。

ブカレストにはルーマニアの人口のおよそ1割
200万人が住んでいますが、これといった基幹産業はなく
街は失業者やジプシーであふれ、治安は最悪です。

おそらくチャウセスク政権下での失われた日々が
現在にまで重くのしかかっているのでしょう。

文化、宗教の根絶が横行する共産主義下において
継承すべき文化や建造物は破壊の限りを尽くされ
一見してそれと分かる無機質な建築物が並ぶばかりです。

最も有名なのは、チャウセスクが婦人とともに暮らす為に
作らせたという豪華絢爛な御殿「国民の館」。
共産国家によくある欺瞞に満ちたネーミングがシュールです。


写真では小さく見えますが、
実物は「バカ」がつくほどデカイです。

この国民の館のバルコニーで
King of Popsが「ハロー!ブダペスト!」って
間違ったとかなんとか(笑)。

とにもかくにも、
ルーマニアの恥の部分として今なお多くの人々の記憶にのこる
チャウセスクにまつわるエトセトラは尽きません。

しかし、現在の基準で過去をさばくのはある意味簡単なことです。
なぜならそれは答えを知っている後出しジャンケンだから。

あの時代、世界中の多くの国々を共産主義の暗雲が覆い
そしてそれが行き過ぎ、疲弊した資本主義へのアンチテーゼとして
輝いて見えたことを我々は忘れてはいけません。

ですので、本物のルーマニアは地方にあり、となります。

そこででわれわれは
ルーマニアの北およそ300キロに位置するブラショフへ
あの有名な「ドラキュラ伯爵の城」を求めてツアーに参加。

流暢な日本語を操るガイドさんとともに車に揺られること3時間
やってきましたドラキュラ(ブラン)城。

いそう。絶対。

そんな気がするオーラをたたえたお城です。
ドラキュラ伝説の詳細に期待しつつ城門をくぐったところで
ガイドさんから思わぬ発言が

「アー、ココハジツハ ドラキュラトハカンケイナクテ
イメージテキニ ソンナカンジガスルノデ ユウメイデス。」

ヲいっ。

城まで来てから言わんでくれ。


・・・上からの眺めはすばらしく
まさに中世の古き良き時代の面影を感じられる
素敵なお城でありました。

周囲に点在する教会や古城も
どこか中東的なニュアンスを感じさせる独特なもので、
典型的な西ヨーロッパの文化とはまた違う
ルーマニアの独自性を垣間みることができます。

最後にルーマニアの代表料理である「サルマーレ」。
ロールキャベツのようなそれは、日本人の味覚にマッチする
繊細な味付けのディッシュでした。

多くの学びを与えてくれたルーマニアに

モルツメスク!(´▽`)/

あおぞら歯科クリニック