こんにちは!都筑区仲町台の歯科、あおぞら歯科クリニック院長の池田智之です!

久しぶりにまじめに歯科のお話を。

今日のMI

てってってーてー てってってーてー♪

・・・しつこいのはキライですか?

え?そもそももうMIの意味を忘れた?

過去ログ見てください(笑)。

皆さんは
「手術をしてまでインプラントを入れて歯を造る」
ことと
「簡単な型取りで取り外し式の入れ歯を造る」
こと。

どちらがMIだと思いますか?

「そりゃあインプラントなんかより入れ歯の方が
体を傷つける手術もしないし、MIの精神に則ってるだろ!」

おそらく短期的にはそういう答えになるでしょう。

しかし本ケースは
長い目で見ると、自分の歯を保存できるという
極めてMI的な見方もできるケースです。

患者さんは、長い間取り外し式の入れ歯を使用した結果、
入れ歯の針金が架かる歯がグラグラしていました。
おそらくこのまま使いつづけると
早晩この歯は抜けゆくことになるでしょう。

そこで本ケースでは、患者さんと相談の上、
失われた部分にインプラント治療を行い、
しっかりとした噛み合わせを造りました。

インプラント手術直後、すなわち
まだ手前の歯が揺れているころのX線写真です。
埋入直後.jpg

インプラント手前の歯の周囲が
アリ地獄のようにすり鉢状に破壊されている様子が
認められます。

そしてインプラントによる噛み合わせを造って
1ヵ月後のX線写真です。
補綴後.jpg

手前の歯の周囲の骨が安定してきているのが
わかると思います。
つまりこの歯はインプラントに噛む力を
分担してもらうことで、抜歯を免れたことになります。

インプラントと入れ歯

どちらがMIな治療だったと考えるかは

・・・あなたしだいです。

あおぞら歯科クリニック