こんにちは!都筑区仲町台の歯科、あおぞら歯科クリニック院長の池田智之です!

インプラント治療に対して、過剰な危機意識をあおる報道が
さしたる確証もなく巷に流されている昨今です。

先日も、とある歯科技工士さんが開発(?)された新素材義歯が
“夢の治療”のような扱いでTVに登場していました。
ご自身の前歯を「パコッ」とはずしてみせ(°△°;)
「取り外して清掃できるのがよい」と・・・

それはマヤ文明のころから存在する「部分入れ歯」では・・・?

以前の「3-MIX療法」の際にも同じような根拠の薄い報道がされ
“削らずに治る”であるとか”歯が元どおり再生する”など
過剰な期待をもって来院された方々へのご説明に
多くの先生方が苦慮されたことが思い出されます。

もちろん知識を持たない方へのそうした技術報道は必要ですが
見る人によっては大きな誤解を与えかねない内容のあり方は
いかがなものかと思います。

翻ってインプラント治療。

私自身はインプラント治療が万能で
インプラントにすれば全てが解決するとは
思ってはいません。

なぜなら本当に優れているのは
自分の歯に他ならないからです。

しかし、大学病院で日夜「入れ歯」の治療に携わってきた者として
どうしてもインプラントでしか、患者さんの希望を満たせない
ケースがあるのもまた事実であることを知っていただきたいのです。

冒頭に触れた報道では
インプラント治療に取り組む心あるDrたちが
あたかも悪徳医師であるかのような論調です。

しかし、正しい診断と適切な技術があれば、
インプラントは”夢の治療”ではありませんが
これまでのどの治療法よりも”高い満足が得られる治療”です。

あおぞら歯科クリニックでは、たとえ一本のインプラントでも
術前診査で必ずCT(X線断層撮影)撮影をお願いしております。

これはまさに漁船に装備されている
「海図」や「魚群探知機」のようなものです。

すなわち、これからインプラント治療を計画している部分の
骨の内部を、あらかじめ三次元的に把握しておくために
絶対必要な画像診断なのです。

これなくしてはインプラント治療を行ってはいけませんし
また、もし行ったとしたら、それは海図や魚群探知機を持たずに
夜の海に漁に出かけるようなものでしょう。

そして多くの心あるDrたちは
休診日には己の技術を向上させるため
膨大な設備投資や研修に勤しんでいます。

すべては安全で快適な治療のために。

最後の審判は
インプラント治療を受けられたたくさんの患者さんが
下してくださることと思います。

あおぞら歯科クリニック