こんにちは！都筑区仲町台の歯科、あおぞら歯科クリニック院長の池田智之です！

前回のブログではCT画像を用いて
どのようにインプラントを埋入するかを
シミュレーションする方法を説明しました。

そこで今回は、シミュレーションで決定した埋入プランを
実際のお口の中でどう実行するか、をお伝えします。

インプラントの三次元的な位置関係は
前後の傾き、左右の傾き、上下的な位置の三要素で決まります。

CT画像と実際の模型を同じ角度にセットし
CT上で決定したインプラントの埋入位置を
プラスティックのマウスピースに転記していきます。

このマウスピースは「ステント」と呼ばれ
術中のいわば”道しるべ”となります。

ステント上に転記された基準軸にそって
インプラントを埋入することで
シミュレーション通りの位置を獲得することができるのです。

もちろん実際の骨の状態と
CT画像とには常に「誤差」が存在します。

最終的にその誤差も見越してプランニングし
その場で臨機応変に対応できる「引き出し」を準備しておく。

言ってみればその辺りが
「技術と経験のなせる技」なのだと思います。

今日も安全なインプラント治療をめざして。

あおぞら歯科クリニック