都筑区 仲町台 歯科 あおぞら歯科クリニック あおぞら通信VOL.536
こんにちは!都筑区仲町台の歯科、あおぞら歯科クリニック副院長の池田えり子です!
日毎に暑さも和らいできましたが、
まだまだ水分補給に気を配っている方も多いのではないでしょうか
熱中症対策が声高に叫ばれるこの時期、
殊に歯医者として感じるのは、
スポーツ少年たちのなんと虫歯の多いことか!!!
深刻ですよっっ そこの君!!
かつて虫歯と無縁だったちびっこたちが、
スポーツを始めた途端に虫歯を多発させるのですから(+o+)
親御さんが嘆くより先に
思わず天を見上げて
オオーマイガーッ
…そんな気分ですよ、ほんとに
お父様お母様かかりつけ医として
本当に申し訳ありません…ふ~(ToT)/~~~
この一因となっているのが
日本中の少年たちが愛飲している
「スポーツ飲料」
!!!!!
確かに、
多量の発汗による脱水や熱中症などを防ぐ
即効性は期待できる代物ではありますが、
同時に
容易に虫歯の引き金となることをご存知ですか????
スポーツ飲料は、
清涼飲料に比べると低カロリーとなっているものが多いとはいえ、
含有する糖分によって
一気に口内のPHを3.3まで下げ、エナメル質の溶解が始まります。
ちなみに、歯が溶け出すのはPH 5.4。
牛乳で6.6(中性)。砂糖入りのコーヒーでさえPH6.5です。
飲んだ後歯磨きをすればいいかって?
NON,NON!!
唾液には、下がったPHを中性に戻す緩衝能といわれるパワーがありますが
中性に戻るまで、30分~1時間かかりますから。
運動中、乾ききった口の中に
間断なく低PHドリンクが入る=何時間もの間、歯が溶け続けるのです(>_<)
昨年10月には
英スポーツ医学誌 British Journal of Sports Medicine において
「トップレベルの多くのスポーツ選手が、成績不良につながる虫歯や歯周病に悩まされ」ており、
その一因として
「スポーツドリンク」があげられていました。
スポーツドリンクの摂取が不可欠である、との慣習にとらわれず、
歯こそが、健全な心身の育成に重要な体の組織であることを
子供たちに広めていければと願っております。
※ 写真は、
恒例のあおっザニアでの一コマ。
しっかりPHについて学んでいます♪
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