こんにちは!都筑区仲町台の歯科、あおぞら歯科クリニック副院長の池田えり子です!

前回のブログで、

スポーツドリンクの常飲が
青少年の虫歯を招いている、と書きました。

 

では、
麦茶や塩だけで必要なミネラルが摂取できるのかと言われると
そうとも言い切れないですよね(^_^;)

 

ここは一つ冷静に、
内科的な観点からも考えてみましょう。

 

そもそも
水分が体内へ吸収されるのに適した糖分は2.5%以下と言われていますが、
スポーツドリンクは6%以上のものがほとんどです。

 

スポーツドリンクは、
口当たりをよくするためNaが少なめであり、  

 糖 > 塩(電解質) なのに対し、

(←だから美味しいんですよね~)

より体液に近い浸透圧である経口補水液は 、

 糖 < 塩(電解質) となっています。

(←なるほど、あまり美味しくないわけですっ) 

 

そのため、OS-1などの経口補水液に比べ、
スポーツドリンクは、浸透圧が高値であり、

かえって体内への水分の吸収が妨げられ、
喉の渇きも増すのです。

 

また、激しい運動中、
糖質のたっぷり含まれた飲み物を飲むと、

血糖値が急激に上がり、

インスリンが過剰に分泌されるため、

肝心な時にエネルギー生産が行われず
カラダの不調を引き起こしたり、
ひどい場合には低血糖となるとも言われています。

 

摂取するタイミングや、電解質の濃度などを考えることが
非常に大切と言われる所以でしょう。

 

諸説さまざまな考え方や意見があるとは思いますが、

 

歯科医師として、
子育て中の母として、

☆ 常飲はしないこと!

☆ だらだらチョビチョビ長い時間飲み続けないこと!

☆ 飲むなら、せめて薄めて飲むこと!

☆ 出来るだけ飲む回数、機会を減らし、
   運動後はふつうの水を飲むこと!

☆ 試合後の帰り道は、ガム噛みを習慣とすること! 
  (唾液パワーアップ!)

☆ 自宅で、歯質の強化に努めること!
  (フッ素やミネラル入りの歯磨き粉を使う!)

 

を、ぜひ約束してほしいと切に願っております。

激しく運動をしたときや、
極端に多量の汗をかいた時以外は、
水やノンカフェインのお茶などで十分では??(これは私見デス)

文字通り、

過ぎたるは及ばざるがごとしですネ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あおぞら歯科クリニック