こんにちは!都筑区仲町台の歯科、あおぞら歯科クリニック院長の池田智之です!

患者さんからよく聞かれる質問に
「その治療は一生持ちますか?」
というものがあります。

もっとも返答に苦慮してしまう質問です。

天然の歯自体でさえ
一生持つかどうかは保証することができません。

ましてや、虫歯・歯周病や極度の変色などが原因で
やむなく人工物を装着した歯が、
一生存在する確たる保証があるでしょうか。

もちろん上モノ"それ自体"はほぼ一生持つでしょう。
しかしその上モノを支えるのは自分の歯であり、骨なのです。
こればかりは「その方の管理しだいです」とお答えするよりありません。

車を購入するときに
「この車は一生持ちますか?」と尋ねるでしょうか。

家を購入するときに
「この家は一生持ちますか?」と尋ねるでしょうか。

その答えなら日本の税法の中にあります。
車は6年
家は20年
帳簿上はたったこれだけの年数で価値はなくなることになります。

しかし、乗りっぱなしの高級外車より
きちんと手塩にかけて整備した軽自動車の方が
気持ちよく運転できること

掃除もしない大豪邸より
小さくても常に清潔で、きちんとリフォームされた
ささやかな住宅の方が住みよいこと

そしてなにより、それらとともに過ごす
かけがえのない時間。
そこに価値があることを誰もが実感として感じているはずです。

常に変わり行く世の中にあって
不変のものなどありません。

しかし変化に合わせてフォローアップしていく事は可能です。

人前で大きな口を開けてはつらつとした笑顔を見せられますか?
旅先で皆と一緒にその土地のおいしいものを食べられますか?

笑顔.jpg

そのかけがえのない時間の対価として、
どのくらいの費用が妥当でしょうか。

車はおよそ200~300万円。
家はゼロが一桁違います。

きちんとしたメインテナンスを行い
かけがえのない時間を過ごすことにこそ
真の価値を見出すべきなのではないでしょうか。

それでもあなたは治療に先立って
「この治療は一生持ちますか?」
という質問をしますか?

あおぞら歯科クリニック